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自転車・バイシクルに関するうんちく

自転車


自転車(じてんしゃ)とは、狭義では、二つの車輪がついている、動力源が付いてない乗り物をさし、広義には車輪の数に関わらず、人力を主たる動力源として車輪に伝えて移動するものをさす。

原動機付自転車は自転車に含まれない。

地球温暖化問題が叫ばれる現在、クリーンな移動手段として見直されている。

一方で、日本においては自転車の「交通手段」としての位置付けが不明確である。このため、特に都市部で、自動車からも歩行者からも疎外され、交通行政からも邪魔者扱いされるケースがあり、さまざまな問題も起こっている。今後の課題であろう。
MTB類型車(マウンテンバイク)
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MTB類型車(マウンテンバイク)
目次 [表示非表示]
1 法律上の定義
2 自転車の部品・構成
3 自転車の歴史
4 自転車の利用

4.1 自転車と職業
4.2 自転車と軍隊
5 自転車と国民性
6 性能
7 部品・素材の進化
8 走行可能な道路
9 自転車にかかわる問題
10 自転車による旅行

10.1 他の交通機関による輸送
11 車種
12 スポーツとしての自転車

12.1 競技種
13 メーカー(完成車)

13.1 日本
13.2 日本国外
14 メーカー(部品)
15 自転車をテーマにした漫画
16 その他
17 日本のサイクリングロード
18 関連項目
19 外部リンク


法律上の定義

日本の法律上では、「ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ、人の力により運転する二輪以上の車(レールにより運転する車を除く。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの(人の力を補うため原動機を用いるものであつて、内閣府令で定める基準に該当するものを含む。)をいう。」(道路交通法、第2条、十一の二)と定義されている。道路交通法の定義により業務上過失傷害罪・重過失傷害罪等の公訴事実には、現在ではほとんど見られない手こぎ式自転車や四輪自転車と区別するため、「二輪の足踏み式自転車を運転し」等と現代でも表記される。


自転車の部品・構成

1. 最大の部品であり、自転車としての根幹であるフレーム。フレームの基本形、ダイヤモンドフレームは8本のパイプで構成される。
2. 前輪とフレーム間でステアリングコラムを中心に操舵可能なフロントフォーク
3. 操作用のハンドル
4. ハンドルとステアリングコラムを結合するステム
5. 動力源として足の運動を受けるペダル
6. ペダルの回転運動を後輪に伝える駆動部分(チェーン、ベルト、シャフトの3種類がある)
1. ディレイラー
2. フロントスプロケット
3. チェーン
7. 力を地面に伝える後輪(前輪で駆動する種類もある。)
8. 走る方向を決める前輪
9. 前後輪の動きを止めるために双方につけられたブレーキ
10. 運転者が腰をかけるサドル
11. 必須ではないが、警告の為のベルや夜間用のライト、反射器



自転車の歴史

最初の自転車は、1817年にカール・フォン・ドライス男爵によって発明されたドライジーネと呼ばれるものである。これは足で直接地面を蹴って走るものであった。その後、前車輪の軸にペダルを付けたもの(オーディナリー型)が発明された。スピードを出すため、オーディナリー型自転車の前輪はどんどん拡大し、大きなものでは直径が1mを越えていた。このため乗車するのが非常に大変で、また危険でもあった。19世紀後半になり、車体の中心付近にペダルとクランクを設け、後車輪とチェーンで連結することで動力を伝える現在の形のものが現れた。


自転車の利用

近年は健康面と環境面からサイクリングが奨励され、その一環として県などの自治体が河川沿いに自転車専用道路を建設している。利根川や江戸川沿いには長大なサイクリング専用道が設置されている。


自転車と職業

自転車を使う職業の代表は郵便配達だが、英国では1880年に自転車による郵便配達が始められ、現在でも約37,000人の配達員が自転車を利用している。また新聞配達や出前などに自転車を使う職業は多い。英国の警察も1896年から自転車によるパトロールを始めた。日本の警察は車とバイクによるパトロールに切り替えてしまったが、国によっては交通渋滞の多い都市で自転車パトロールを復活させるところもある。都市部における輸送手段の一つとして利用されることもある。


自転車と軍隊

自転車が戦争に利用されたのはボーア戦争が始まりで、英軍・ボーア軍ともに斥候に自転車を使った。第一次世界大戦ではドイツ軍、フランス軍が軍隊の移動に自転車を利用した。日本軍は日中戦争で5万人の自転車部隊を動員し、マレー半島攻略作戦でも銀輪部隊が活躍した。スイスの軍隊では長期にわたって自転車部隊を存続させた。


自転車と国民性

自転車の大敵は坂道だが、国土の大半が平坦地であるオランダやデンマークでは自転車の利用が非常に盛んである。中華人民共和国でも沿海部の平地では自転車の利用が極めて多い。一方、大韓民国では人力を賤しむ伝統的な風潮が強く自転車を嫌う人が多い。


性能

一般的な自転車の速度は時速16〜35kmである。搭乗者の体格に合わせて作られた競技用自転車では平坦な路面に於て一時的に時速70kmを出すことも可能である。平地での単独走行での最高到達速度記録はカナダのサム・ウィッティンガムが2001年にカウリングをつけたリカンベントで達成した時速142.51kmで、これは人力駆動の乗り物による最高速度記録でもある。だが、実際の公式最高速度記録は1995年10月3日にオランダのフレッド・ロンベルバーグが時速268kmの瞬間最高速度を記録、走行速度も時速250kmを記録した。これは、瞬間的にでも自転車が東海道新幹線の最高速度にほぼ達したということを示すものである。

しかし、また、自転車による移動は生物と機械の両方の中で、その移動に要するエネルギーの量に関して突出して効率的であり、人間がある距離を移動するのに必要なエネルギーの量で比べると自転車がもっとも効率的な機械であることが実証されている。


部品・素材の進化

基本的な構造については普通の自転車については完成されたものとなっているが、構成する個々のパーツについては素材の変化などさまざまな進化が続いている。それらは更なる速度・安全性などの要求から生まれたものであるが、自転車にもまだまだ進化の可能性が残っていることをしめしている。

* フレームの素材
* 車輪の変化
* ブレーキ
* サスペンション
* タイヤ・チューブ
* バルブ 虫ゴムをなくし、空気漏れを軽減した英式



走行可能な道路

日本の法令(道路交通法)上、自転車は「軽車両」に分類され、本来は車道の左端を通行しなけらなければならないのであるが(歩道を走る場合は自転車から降りて歩行者としてなら可)、下記の道路については通行可能である。

* 自転車道 (物理的に区画された道路の一部であって自転車に供用する部分)

「普通自転車」は原則ここを通行しなければならない。ただし、四輪以上かサイドカー・リヤカー付きの自転車は通行できない。

* 自転車専用道路 (道路の全部につき自転車が専用するもの)
* 自転車歩行者専用道路 (道路の全部につき自転車・歩行者が専用するもの)

歩行者絶対優先。

* 路側帯 (道路標示で区画された道路の一部。歩道がない道路、または道路の歩道がない側にしか存在しえない。道路の歩道がある側で車道端にあるものは路側帯ではなく、その部分も車道扱いになる。)

歩行者の通行を妨害する場合は通行できない。歩行者絶対優先。

* 自転車通行可の道路標識がある歩道

無条件に徐行しなければならない。
歩道の中央から車道側寄りの部分を(道路標示があればその部分)徐行。
歩行者の通行を妨害する場合は自転車が一時停止しなければならない。歩行者が避けるのではない。歩行者絶対優先。
「普通自転車」でない自転車や、四輪以上かサイドカー・リヤカー付きの自転車は歩道を通行・徐行できない。

下記は道路構造令上の区分であり、道路の設計上は自転車の通行は考慮されているが、道路交通法上は歩道扱いとなる。

* 自転車歩行者道 (道路の一部であって自転車・歩行者に供用するもの)



自転車にかかわる問題

免許不要で価格も高くないものがあり手軽な乗り物である自転車であるが、それゆえにいくつもの問題が発生している。日本における主な問題には次のようなものがある。

* 放置自転車 : 自転車を駐輪する場合、多くは歩道に駐輪されているが、歩道は道路として自転車はもとより、商店の看板・植木なども置くことはできない。自転車が集中する商店街・駅などでは膨大な自転車が放置されている。駅周辺には駐輪場が設置されている場合が多いが、駐輪場に収容出来ない場合、もしくは駐輪場まで自転車を移動しない利用者もあり(駐輪場の有料・無料の問題も含めて)、違法駐輪及び駐輪場の整備は全国的な問題となっている。一方で用地上の問題からか、施設から駐輪場までの距離が自動車の駐車場より遠いこともあり、交通行政のバランス感覚に課題があるケースもある。
* 歩道等における事故の発生 : 自転車が走ることができる歩道(走行可能な道路参照のこと)等でも、歩行者を優先・配慮する義務があり、通常の歩道においては自転車は本来、走ることは出来ない。歩道・路側帯上を通行する歩行者は絶対優先にも関わらず遵守しない者が多いため、歩道等で歩行者を巻き込んだ事故が多発している。ある程度以上のスピードを出して歩道を走り、歩行者(または他の自転車)に激突すれば重大な結果(重傷ないし死亡)を引き起こす可能性を認識すべきである。自転車といえども人を死傷させた場合は重過失致死傷罪(5年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金)に問われうる。また、自動車等と違い、損害賠償責任保険につき強制もなく任意契約も一般的でないため、人を死傷などさせて巨額の損害賠償金を自己負担し、あるいは自己破産する事もありうる。
* 車道・自転車道の不整備:他方、本来の自転車の走行空間である車道の左側端も、後述するように決して自転車の通行に適したような整備もなされず、空間的な保障もなく、このことが自転車の「道路からの疎外」を生み出しているとも言える。また、歩行者および自動車等が原則通行禁止である自転車道も、道路管理者にとっては近年の事故増に伴い必要性が認識されてはいるが、普及しているとはとても言い難い状況である。
* 盗難 : 自転車に使われている錠は破錠が容易なものもあり、自転車そのものの重量が軽いので盗難が可能である。錠については自転車製造会社によってさまざまな研究がなされている。
* 運転上のルール軽視 : 夜間の点灯については守られることが少ないため相手に視認されず、自転車事故の主要な原因となっている。車道の左側通行その他の通行上のルールについても守られないことが多い。また一旦停止の無視や交差点などでの左右確認の怠慢なども多く、事故につながっている。歩道での高速走行、警音器(ベル)による歩行者への警告も、 歩行者絶対優先に反するものである。携帯電話の普及により携帯電話を使用しながら走る姿も見受けられるようであるが、これは以前よりある傘を差しながらの走行同様、非常に危険なものである。

中立的な観点
この記事について、中立的な観点の面から議論中です。詳しくはこの記事のノートを参照してください。

* 交通手段としての中途半端な位置付け:以上のように、自転車は歩行者などに対しては交通強者としての性格を持ち、他方で自動車(以下クルマ)に対しては交通弱者の性格を強く持つ(いずれにせよ交通ルールへの配慮は必須であり義務である)。にも拘らず、交通行政の自転車への眼は概して冷たい。
自治体によっては、自転車に関しては銀輪公害を喧伝し撤去など強硬手段を常用する一方で、都市空間占有による他交通への影響がはるかに多大なクルマの違法路上駐車については事実上黙認するが如き、自転車に厳しくクルマに甘い不公平な施策をとる都市も見られる。路上駐車が深刻化している都市は、概してその傾向が強い。それでいて交通行政は、環境保護キャンペーン等の折のみ「自転車は環境にやさしい乗物」と、形だけ称揚してみせたりするのである。
「クルマ社会」の名の元、クルマによる路肩・歩道への違法駐車は常態化し、のみならず一部の心無いドライバーによる「後方確認無しの開扉」や「ウィンカー点灯無しの左折」などによって、自転車の通行は危険に晒されたものとなっている。確かに自転車の放置は問題だが、それならクルマの違法駐車も、せめて同程度に取り締まられて然るべきである。
通行する各人の自覚はもちろんだが、交通行政には、歩行者へも自転車へもクルマへも、平等よりむしろ公平を心掛けることが求められている。



自転車による旅行

気軽な移動手段として用いられることの多い自転車であるが、時には自転車による移動を中心とした旅行も行われている。日帰り、一泊程度の軽い旅行から数ヶ月〜数年かけての大陸縦横断、世界旅行なども行われている。


他の交通機関による輸送

* 自動車による輸送:日本以外ではバスの前部に自転車を載せるラックを取り付けているものも運用されている。
* 船(フェリー)による輸送

以下の場合は、折り畳み自転車以外は、フレームと前後輪に分解し「輪行袋」と呼ばれる専用の袋に詰めて自力で担いだり搬送を依頼したりする。
(分解対応の専用自転車が必要)

* 飛行機による輸送:折り畳み自転車でも、通常は十分、無料バゲッジとして搬送依頼できる。
* 鉄道による輸送:日本では通常は手荷物としてまとめなければならないが、国や地域によってはその必要がない場合がある。
o 鉄道会社によっては手荷物料金を徴収されるが、JRは1998年から自転車について手荷物料金を徴収しなくなった。ただし、この場合もタイヤを外し袋に入れるなどの措置が求められる。(必ずしも輪行袋である必要はなく、応急処置的にゴミ袋を利用する方法もたびたび見かけられる。)
o 熊本電気鉄道や三岐鉄道では、ラッシュ時を除いて、自転車の持ち込みを認めている。
* 宅配便による輸送
o ヤマト運輸が日本サイクリング協会と提携し「サイクリングヤマト便」という制度を運用している。扱いはトラック便の一種である「ヤマト便」になる(営業所持込または集荷のみ、宅急便取次所では扱わない)。



車種

用いる場所、使用する人によって自転車はさまざまな種類が造られている。スポーツに使われる場合は、特化した性能が求められており、一般用の車輌とは大幅に異なる車輌となっている。

* トラックレーサー(ブレーキがないので、公道走行の場合は、別にブレーキシステムの装備が必要)
* ロードレーサー
* シクロクロス
* スポルティーフ
* ランドナー
* ディアゴナール
* マウンテンバイク
* パスハンター
* BMX
* クロスバイク
* プロムナード
* 軽快車(ママチャリの俗称がある)
* リカンベント
* 電動アシスト自転車
* タンデム
* 折り畳み自転車(フォールディングバイク)
* デモンターブル
* 三輪車(いわゆる幼児用含む。前2輪、後2輪の大人用車輌あり)
* 一輪車(法律上の定義から軽車両ではあっても自転車ではありえないが、広義の自転車の中に含めるという考え方もできる)
* サイクルサッカー用自転車
* 実用車



スポーツとしての自転車

新しい物が生み出されると(それが競走が可能な物ならばなおさら)競技が行なわれるようになるが、自転車も様々な形の競技が行なわれている。また各競技に最適化される形で自転車の構造も細分化されてきている。


競技種

* トラックレース
* ロードレース
* シクロクロス
* マウンテンバイク
* BMX(バイシクルモトクロス)
* サイクルポロ
* バイシクルトライアル
* サイクルサッカー
* サイクルフィギュア
* 一輪車



メーカー(完成車)


日本

* アラヤ
* ツノダ
* 出来鉄工所
* ナショナル自転車工業
* ブリヂストンサイクル
* 丸石自転車
* 宮田工業
* マルキン自転車



日本国外

* アレックス・サンジュ
* エルス(ルネルス)
* スペシャライズド
* ビアンキ
* チネリ
* プジョー
* ルイガノ
* ジオス
* ジャイアント
* メリダ
* アレックス・モールトン



メーカー(部品)

* アライ
* アラヤ
* サンツアー
* シマノ
* スギノ
* ヨシガイ
* カンパニョーロ
* マジストローニ
* サンプレックス
* デュプラ
* アトム
* エクセルト
* トリプレックス
* ゼウス



自転車をテーマにした漫画

* ギャンブルレーサー(田中誠)
* 打鐘(ジャン)(山本康人)
* もがけ!100万馬力・怪物 滝澤正光(画・近藤良秋、作・青柳俊)
* 一人ぼっちのリン(画・池上遼一、作・雁屋哲(阿月田伸也))
* 輪道-RINDO-(井ノ内貴之)
* 本命は俺じゃない(北鏡太・とんぼはうす)
* シャカリキ!(曽田正人)
* サイクル野郎(荘司としお)
* 茄子「アンダルシアの夏」(黒田硫黄)
* 並木橋通りアオバ自転車店(宮尾岳)



その他

* 「新製陸舟車」

近年の史料研究にて確認された「世界で初めて発明された自転車相当の乗り物」が、新製陸舟車である。産業考古学会 (http://www.ricoh.co.jp/net-messena/ACADEMIA/JIAS/)(※外部リンク)の2003年5月開催の総会において、「1728 〜 1732年のわが国における自転車の発明」と題して梶原利夫が報告している。
それによれば、彦根藩士の平石久平次時光(ひらいし くへいじ ときみつ、1696年 - 1771年)が記した『新製陸舟奔車之記』(滋賀県彦根市立図書館所蔵)に記された乗り物がペダル状及びハンドル状の機構を有して人力で走る三輪車であり、享保17年(1732年)に実際に作成されて走行に成功している。これは、ヨーロッパでの自転車の発明時期から大幅にさかのぼり、世界で初めて自転車の概念を実現したものであるという。
この技術は、当時の一般的な路面状態の悪さや、幕府による地方の新技術発達を抑圧する政策などにより、平石個人のものに留まったと考えられている。 1980年代初めに当時中日本自動車短期大学教授であった大須賀和美が、自動車技術の視点から「自動車前史」として発表したが、注目を集めなかった。なお梶原の報告によれば、平石が研究を開始したのは、当時武州児玉郡(現埼玉県本庄市)で農民が作り江戸の街で評判となった「陸船車」という乗り物に触発されたかららしいが、「陸船車」については史料は残っておらず、平石も仕組みは知らなかったようである。
「新製陸舟車」は2003年秋にテレビ番組でも取り上げられ、船大工の人々により史料通り原寸大に復元されて東京都内の路上を走行した。

* 英式や仏式などがあり、バルブの形式やブレーキレバーの前後と左右の組み合わせが異なる。日本では、英式が主流。




日本のサイクリングロード

* 関西サイクルスポーツセンター

日本サイクルスポーツセンター


関連項目
ウィキメディア・コモンズに、自転車に関連するマルチメディアがあります。

* 自転車博物館
* 自転車用タイヤ
* バイコロジー
* スポーツ
* モペット
* 電動スクーター



外部リンク

* 財団法人日本サイクリング協会 (http://www.j-cycling.org/)
* ネットペダリアン(日本アドベンチャーサイクリストクラブ) (http://www.pedalian.net/jacc/index.php)
* 自転車広場(日本自転車普及協会) (http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/index.html)
* 日本交通管理技術協会 TSマーク (http://www.tmt.or.jp/view/works/jitensya/j6.html)
* 日本室内自転車競技連盟(JFIC) (http://www2u.biglobe.ne.jp/~jcsf/)
* 日本自転車競技連盟(JCF) (http://www.jcf.or.jp/)
* 社団法人自転車協会認証 (http://www.baa-bicycle.com/)自転車協会認証(BAA)BAA(BICYCLE ASSOCIATION(JAPAN) APPROVED)

第1回ウィキメディア国際カンファレンス (http://wikimania.wikimedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)がフランクフルトで2005年8月4日から8日まで開催されます!!
トラックレーサー


トラックレーサーとは、トラック競技用の自転車である。トラック競技とは競輪のように長円形のトラックを周回し競うもの。ピスト競技とも呼ばれ、トラックレーサーはピスタと呼ぶこともある。固定ギア(踏み切りとも呼ぶ)であり、フリー機構(後輪のギアに一方方向に力を伝えるが、逆回しすると空転するもの。ラチェット機構などを使う)がなく、走っている間は常にペダルを回さないとならない。また、競技専用であるためブレーキがない。止まるときはペダルを逆に踏む(バックを踏むとも言う)とフリー機構がないため車輪がとまりブレーキがかかる。

トラック競技には、1000mタイムトライアル(1000mのタイムを競う、女性は500m)スプリント(スクラッチとも呼ばれ、1000mを2〜4人で 3回走り先着を競う)個人追い抜き、団体追い抜き、ポイントレース(中距離:全周回数にいくつかチェックポイントがあり、そこでの先着順にポイントを与え、トータルポイントを競うもの)、マジソン(2人ペアで行うポイントレース)などがある。トラックレースは屋外の競技場で行う場合もあるが、屋内の板張りトラックで行うため、非常に細い高圧タイアを使う場合が多い。車輪もディスク状の特別なものを使うことが多い。1990年代には、腕を前に伸ばし空気抵抗を減らしたり(スーパーマン・スタイル)、前輪を後輪より小さくし空気抵抗の低減を狙ったもの(ファニーバイクと呼ばれ、前24インチ、後ろ27インチなどを使った)などがあったが、UCIの競技規定により、現在は使われなくなった。

ハンドルは、いわゆるドロップハンドルであるが、ロードレーサーのように長時間のるため、いろいろな場所を握り、乗る体勢を変えて疲労を防ぐという目的ではなく、ハンドルの下端を握り、最大限の力をペダル、クランクへかけるという目的で使われる。ロードレーサーがバーテープというテープ上の滑り止めを巻くことに対し、トラックレーサーは筒状のスリーブをハンドルにかぶせる場合が多い。

国際競技などで使われるものの車軸は、前9mm、後10mmであるが、競輪では双方とも8mm軸を使う。車輪を車体に止める幅は、前100mm、後ろ110mm、または120mm(ダブルコグ)である。(現在一般的なロードレーサーは100mm、130mm、マウンテンバイクは100mm、 135mm)ダブルコグ(両切り)といって、後ろ車輪の両側に歯車(コグ)があるものがある。両側に違う大きさの歯車(スプロケット、コグ)を取り付け、車輪を裏返すことでギア比を変えるためである。練習用に、ダブルコグの片方にフリー機構の付いた歯車をつけることがある。古くは片側に2枚歯をつけられるものもあった(松本三信:プロフェッショナル・ケイデンス)

ブレーキがないため、一般の道を走ることはできないが、フレームの後方、シート部に板をはさんで取り付けるタイプのブレーキがヨシガイより売られていたため、これをつけ一般道で練習をすることも行われていた。

ステム(ハンドルを車体フォーク部に取り付ける部品)に「天返し」というタイプを使い簡単にハンドル上下をひっくり返せるようにしたものもある。トラックレーサーは非常に前かがみ、前傾姿勢で乗車するため、疲れやすく長距離乗ることが困難である。存分に練習ができる場所までは、ハンドルをひっくり返し、楽な姿勢で乗車するためのものでもある。

トラックレーサーは速く走るための自転車であるが、固定ギアであるため、ペダルを踏む足で微妙なスピード調整もでき、ゆっくり走ることもできる。このような柔軟性から、バイクメッセンジャー(自転車で配達を行う運送業)などでトラックレーサーが用いられることも多い。

ロードレーサー


ロードレーサーとは、ロードレースに使用する車両のこと。おもに自転車とオートバイが用いられる。オートバイのロードレーサーはロードレーサー (オートバイ)を参照。ここでは自転車のロードレーサーについて記述する。
コルナゴC40

一般舗装路を高速に走行することに主眼をおいて設計されている。そのため、泥よけやスタンドといった、走行に必要のない部品は省略される。細い高圧タイヤを履き、走行抵抗の減少を図っている。近年は部品、素材の進歩が著しい。

現在、ロードレーサーのホイール径の主流は27インチだが、トライアスロン用を中心に26インチのものも人気が高い。26インチにすることで空気抵抗の少ない前乗りポジションのセッティングがとりやすくなるが、コーナリング特性は27インチのものに比べ劣っている。
目次 [表示非表示]
1 フレーム

1.1 アルミ
1.2 カーボン
1.3 クロムモリブデン鋼
1.4 チタン
2 コンポーネント

2.1 各社のコンポーネント
2.2 現在のコンポーネント
3 ホイール
4 タイヤ


フレーム

素材に関してはながらくクロムモリブデン鋼が支配的だったが、現在ではアルミ合金、カーボン、チタン合金などが使用されている。以下に各々の特色を記す。


アルミ

現在、最も主流の素材だといえる。軽量かつ堅牢で、錆びにくいうえに安価であるため、 初心者から上級者まで幅広く使われている。堅牢であるためゴールスプリントなどでの パワーを逃さず受け止めることが出来る反面、ショック吸収性が低いため、長距離のライディングでは疲労しやすい。また、金属疲労に弱いため、比較的寿命が短い。

ショック吸収性が低いという欠点を補うため、ピナレッロ・プリンスに代表されるように シートステーのみをカーボン素材としたカーボンバックモデルが人気を集めている。


カーボン

カーボンフレームには、型に入れて整形するカーボンコンポジットや、カーボンのパイプをラグで接いだタイプなどがある。いずれのタイプも軽量でショック吸収性が高いという優れた特性を持つが、高価で、修理が難しいといった欠点もある。

2003年にツールを制したランス・アームストロングも カーボンフレームのトレック・5500(山岳区間ではトレック・マドン)を使用していた。


クロムモリブデン鋼

クロモリと略されることが多い。鉄を主成分とした素材であるため、重く錆びやすいといった欠点が目立ち、旧式な素材と思われがちだが、特有のしなやかな乗り味のため、人気は高い。近年、熱処理等を施した高強度のクロモリ合金が開発されており、重量での不利は少なくなってきている。ラグとロウ付けによる加工が可能ため、他の素材よりも製造に必要な設備が小さく、自由度の高い加工がしやすいため、フルオーダーフレーム製作の素材としては依然強みがある。また多くのフレームビルダーが独自のノウハウでクロモリフレームを制作しており、これも人気の一端となっている。


チタン

振動吸収性が高く、丈夫で長持ち、しかも軽量と良いことづくめの素材だが、大変高価で、加工、溶接が困難であるため、取り扱うメーカーは「グレッグレモン」、「ライトスピード」など少数に留まっている日本国内ではナショナル自転車やTigなどが安価なチタンフレームを販売している。

最近は、カーボン・アルミ素材の性能向上や、カーボンバックなどのハイブリッドフレームに押され、 市場としては縮小傾向にあるが、独特な乗り味により支持されてもいる。


コンポーネント

コンポーネントとは、現在では、クランク、チェーン、前後変速機、ブレーキ、ブレーキレバー、多段ギア(カセットスプロケット)、ハブなど自転車を構成する主要な部品をまとめて呼ぶ名前となっている。コンポーネントにはグレードごとにブランド名があり、同じフレームを使った完成車でも、コンポーネントをいくつかのグレードで用意し、完成車に価格差をつける事ができる。

この呼び方は本来、島野工業が1970年代後半に導入した自転車部品セット販売のためのシリーズのことである。以前は自転車を構成する部品である、クランク、変速機、多段ギア、ハブなどの部品は、各専門メーカが開発・作成・販売しており、完成車メーカは、部品メーカの製品を選択し組み付け製造していた。しかし、ギアやチェーン、変速機などの革新に従い、それぞれの互換性に問題が出ていた。また、部品を発注する側の観点からも、デザインがそろい、互換性問題が少ないセット物での販売は好ましいこともあり、その後の自転車部品はコンポーネント(カンパニョーロではグループセットと呼ぶ)という形で販売されるようになって来たのである。コンポーネントという呼び方は、自転車の構成部品を称する名前ではない。

初期のコンポーネントとして売られていたものは、クランク、ボトムブラケット、変速レバー、ブレーキ、ブレーキレバー、前後変速機、ハブ、多段ギア、ペダル、ヘッドセット、シートピラー、ステムなどがあったが、現在のシマノのコンポーネントではステムやシートピラー、ヘッドセットは含まれていない。もともと島野工業は普及品の粗悪自転車部品を作る三流メーカであり、何でも作れるが一流製品は作れなかった。粗悪な自社製品をなるべく多く完成車メーカに買ってもらうための戦略がコンポーネントという売り方だった。

島野工業のコンポーネントという売り方が功を奏したため、各メーカもこぞって自社製品をシリーズ化し、コンポーネントと同じような売り方をはじめた。ただ、カンパニョーロは同じ名前を使いたくなかったのかグループセットと呼んでいる。最初の島野工業のコンポーネント・シリーズはDuraAceであるが、これの変速機は、以前から売られていたCraneであり、単に寄せ集め箱に詰め込んだだけであった。その後はグループごとに開発が進み、グループごとに特徴があるコンポーネントへと進化していく。


各社のコンポーネント

コンポーネントメーカ、つまり自転車部品を広範に作ることが出来るメーカは非常に少ない。現存しているののは前述のシマノとカンパニョーロだけである。以前は、日本の前田工業(サンツアー)、イタリアのジピエンメ、レジナ、フランスのマビック、スイスのエドコ、スペインのゼウスなどからもセット販売があった。

* カンパニョーロ
o Record
o Croce D'Aune
o Chorus
o Centaur
o Veloce
o Mirage
o Athena
o Xenon
* シマノ
o Dura Ace
o Ultegra
o 105
o Tiagra
o Sora
o 2200
* 前田工業(サンツアー)
o Superbe Pro
o SL(旧名Sprint)
o Cyclone
o GPX



現在のコンポーネント

レースで使う機材としては前2段、後ろ9段という変速機が一般的で、最近は後ろ10段というものも存在する。変速を行う方法も、従来のフリクションタイプ(摩擦でレバー位置を決める)の変速レバーから、島野工業が導入した、インデクスタイプ(各


ホイール

空力性能に優れたエアロホイールやヒルクライムに適した軽量ホイールなど状況によって使い分けられている。

ホイールの外周部にあたるリムの素材の主流はアルミだが、一部の高級モデルを中心にカーボン製のリムも利用されている。また昔ながらの木製リムもわずかではあるが流通している。


タイヤ

クリンチャーとチューブラーの2つの方式がある。 チューブラーは軽量で乗り味がしなやかであり、またパンクの主原因であるスネークバイトが起こり難いためパンクし難いなどのメリットがある。しかしホイールへ専用の接着剤や両面テープなどで固定しなければならないことや、パンクした際の修理の手間などがかかるため次第にメンテナンス性に優れるクリンチャーを利用する人が増えており、現在ではプロレースなどを除くとクリンチャーが主流になりつつある。

シクロクロス


シクロクロスとは、オフロードで行われる自転車レース。ロードレースの冬季トレーニングとして始まった。レースは距離ではなく時間制で行われる。コースはところどころ人工の障害物が設けられたオフロードとなっており、必ず下車して自転車を担ぐような構成になっている。

機材は専用のものがあり、ロードレーサーに似ているが、オフロードを走ることから、ブレーキ、タイヤ等が異なっている。また特有のルールとして、ピットでの機材交換(自転車乗り換えを含む)が可能となっている。

スポルティーフ


スポルティーフ(sportiv)とは、旅行用の自転車(快走車)である。 乱暴に言ってしまえば、 ロードレーサーにライト、泥よけ、バッグを取り付けて、タイヤをやや太くしたもの。

本来はブルべを走る為の自転車であったが、現在の日本ではランドナーと並んでツーリング車の一種とされる。ランドナーがオールラウンドな走りを目的とするのに対して、スポルティーフは主に舗装路を快走するツーリング車となる。

狭義にスポルティフと呼ぶ場合、700c(フランス規格のタイアサイズ、現在のほとんどのロードレーサーで使われているサイズと同じ、27インチに近い)というタイアサイズ、タイア幅は28mm〜32mm、センタープル形式のブレーキ(現在では入手が難しいのでカンチブレーキが一般的)、ドロップハンドル、泥除けとフロントキャリアが付いたものである。

基本的にフランスメーカの部品を使う事がその道の雰囲気を醸し出すとされ、ストロングライト(クランクメーカ:フランス)サンプレックス(変速機メーカ:フランス)マファック(ブレーキメーカ:フランス)ペリシェ(車輪軸部ハブのメーカ:フランス)スーパーチャンピオン(リムメーカ:フランス)、アトム(ギアメーカマイヨール社のブランド)カニヨン(泥除けメーカ:フランス)JOS(ランプ類:フランス)TA(クランクメーカ:フランス) イデアル(革サドル:フランス)などが好まれる。アレックス・サンジュやルネ・エルスといった工房で組み立てられたものは超高級品。昔はプジョー(輸入はヤマハ発動機、後にホンダ)などからもランクはずいぶんと下がるが売られていた。

これらの部品は、最近では入手が難しい為、古典的な趣味の無いユーザーは日本製のシマノの部品を使用する事が多い。また、革サドルのイデアルも、最近では入手が極めて困難な為、イギリス製のブルックスが使用される事がある(但し、革サドルの利用自体が減っている)。

スポルティフは細い泥除けの取り付けなど組み立てが難しく、最近のいわゆる「ままちゃり」専門の自転車店では扱えない車種であり、東叡社やアルプス社など老舗のオーダー店での購入が一般的である。非常に高価で趣味性の高い自転車である。但し、最近でも一部のメーカーより既製品のスポルティーフも販売されており、価格も物の割には手頃である。

ランドナー


ランドナーとは、フランス系の、日帰りから2〜3泊程度の旅行向けに設計された自転車である。
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1 歴史
2 構成

2.1 タイヤ
2.2 泥除け
2.3 キャリア
2.4 ハンドル
2.5 ペダル
2.6 フレーム
2.7 ブレーキ
2.8 コンポーネント
3 輪行(りんこう)


歴史

元々は、現代日本で云うスポルティーフに近い車種であった。第二次大戦後に鳥山新一氏が日本に持ち込み、丸都自転車(現:東叡社)等で作られ始めたのが、日本版ランドナーの始まりであった。ランドナー・スポルティーフ共にフランス系のツーリング車として認知されたが、日本の制作者達の職人気質を刺激し、日本独自のランドナーが発展していった。元来がスポルティーフに近い物であったために、高速での移動が念頭に置かれた設計であったが、日本ではノンビリと荷物を積みながら長距離を移動する自転車へと変化していった。


構成

基本的な構造は一般の自転車と変わらないが、独特の雰囲気を醸し出す特徴がある。


タイヤ

一般的には、ロードレーサーやスポルティーフよりも一回り直径の小さなタイヤを使う。元来は650Aまたは650Bと言ったサイズを使用するものであったが、両者共に入手が難しくなり(特に650Bは、ごく限られた専門店でしか入手できない)、最近ではMTB規格である26HEを使用する事が増えた。幅は32〜45位であり、空気圧は3〜6気圧程度とされる。その為、軽快・高速とはならないが、舗装路及び或る程度の未舗装路・或る程度の山道と、オールラウンドな走りが可能になり、またスポルティーフよりも荷物積載量を多くする事が可能である。


泥除け

もちろん、泥よけが装備される。後輪の泥除けは、輪行を考慮し分割式になっている事が多い。分割式とは、シートステーブリッジの辺りで後半分が外れるように出来ている物を云う。


キャリア

ランドナー・スポルティーフと云ったフランス系ツーリング車の特徴として、フロントキャリアの装備を指摘できる。フロントバッグを積載する為の物である。ランドナー用フロントキャリアはカンチブレーキ台座に固定される為、カンチブレーキ又はVブレーキが装着可能な自転車でなければ取り付け不可能なケースが多い。

また、サイドキャリアと云った物もある。前輪又は後輪の両脇に、サイドバッグを固定するためのキャリアであり、長方形型の金属枠が一見した特徴である。

現代日本では、日東、VIVA等のブランドが供給しているが、数は少ない。


ハンドル

一般にはドロップハンドルを使用するが、極希にフラットバーを装着することもある。 一般にはランドナーバーという、下広がりのドロップハンドルが好まれる。


ペダル

最近のスポーツ自転車では、ビンディングペダルが多く用いられるが、ランドナー等のツーリング車ではトゥークリップが好まれることが多い。趣味性の高い自転車の為か、ストラップには革を用いる人も多い。


フレーム

自転車の素材は多様であるが、ランドナー等には伝統的に自転車の素材として用いられるクロムモリブデン鋼が用いられることが多い。クロムモリブデン鋼は、アルミ素材に比べて多少重いが、振動吸収性が有る為長距離を走るランドナーには好まれる。大半のランドナーはクロムモリブデン鋼で作られる。

一部の自転車を除き、トップチューブは地面と平行になっている。この事をランドナーの要件とする趣味者も多い。

スポルティーフが軽快な操縦性に重きを置くのに対して、 ランドナーフレームは長距離走行時の負担軽減を設計の第一目標にすると考えていいだろう。


ブレーキ

カンチブレーキが用いられる。 カンチブレーキはワイヤーを外すのが簡単であり、輪行やメンテナンスに便利で、また機構が単純なために故障が少なく、泥や雪が詰まることも少ない。近年急速に普及したVブレーキは、このカンチブレーキの改造版であるが、Vブレーキの方が圧倒的に制動力がある。フレームの台座はVとカンチで互換性があるので、ランドナーにVブレーキを搭載することもある。

かつては、カンチブレーキは横に開く形をしていた為にリムへの力が斜め方向の力となり制動力が悪かった。最近では、カンチブレーキにVブレーキの制動力を取り入れるために、V型、つまり縦型のカンチブレーキへと変化させた。その結果、かつてのカンチブレーキに比べて制動力が大幅に上がった。最近のランドナーの大半はこの型のカンチブレーキを装備するようになった。

ランドナー愛好家の中には、かつての雰囲気を重んじる人々もいる。彼らはかつての型のカンチブレーキを好み、特にマファックのカンチブレーキが好まれている。


コンポーネント

フランス系ツーリング車の古いタイプである為、雰囲気を出す為に古い部品が好まれることが多い。 しかし、市販のランドナーに適した現代型の部品はほぼ市場から消えたため、シマノのMTB用コンポーネントを用いるのが一般的である。

変速はダブルレバーで行うランドナーが多い。これは輪行の際の利便性を考慮しているためである。しかし最近では、デュアルコントロールレバーを用いるランドナーも少しずつ増えている。


輪行(りんこう)

輪行とは、自転車を分解して袋等に詰めて電車やバスで移動することである。これによって自転車で活動する範囲が飛躍的に拡大する。輪行は何もランドナーに限った話ではない。大抵のスポーツ系自転車であれば可能であるが、ランドナーはそもそも輪行を意識した設計になっている。 後輪の泥除けが分割式になっているので、いちいち取り外す必要が無い。

また、ヘッドパーツが輪行仕様でダブルレバーを採用していると、ハンドルとフォークを簡単に外すことが出来、よりコンパクトになる。 この方式を「フォーク抜き輪行」という。また、スポーツサイクル・アルプスが発案した方式の為、「アルプス式輪行」とも云う。現在この方式の輪行は、ランドナー又はスポルティーフでしか採用されていない。また、この方式用の輪行袋も僅かしか販売されていない。自転車趣味の人間の中でも、この様な方式でコンパクトな輪行が可能な事を知らない人間も多い。しかし、駅頭で他者の邪魔になりにくい為、好んで行う者も多い。

ディアゴナール


ディアゴナール(Digonale)は、フランス語で対角線という意味。

フランスの指定された都市間を結ぶ9本のルートを制限時間内に走るトライアル競技(これをディアゴナールとも呼ぶ)に使う自転車のことを呼ぶのが本来だが、それらしい自転車(ランドナーとスポルティフの中間的なもの)をこう呼ぶことがある。

日本国内では、ありあわせの部品を寄せ集めランドナー風な自転車作ってみたが、ランドナーともスポルティフとも見えない、そこで負け惜しみもこめ「これはディアゴナールである」と呼ぶ人間がいたため、このような車種ができてしまった。

マウンテンバイク

マウンテンバイク写真
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マウンテンバイク写真

マウンテンバイク(mountain bike)とは、荒野、山岳地帯等での高速走行、急坂登降、段差越えなどを含む広範囲の乗用に対応して、軽量化並びに耐衝撃性、走行性能および乗車姿勢の自由度等の向上を図った構造の自転車のこと。((社)日本自転車協会の「マウンテンバイク等安全基準」より)

マウンテンバイクはそのパイオニアのメンバーであるゲイリー・フィッシャーの登録商標。 当初ATB(all terrain bike):全地形対応型自転車や、MTC(mountain cycle):マウンテンサイクルと呼ばれたこともあるが、現在は一般名詞化している。

フランスでは、マウンテンバイクはVTT (ve'lo toute-terraine)と呼ばれる。
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1 特徴
2 歴史
3 国内での歴史
4 関連事項


特徴

* 悪路・荒地での安定のよいフラットハンドル(ハンドルの握りと支持点がほぼ一直線上に並んだ形状)
* 軽量で衝撃に強い頑丈なフレーム
* 泥づまりしにくく、制動力に優れたブレーキ
* 車輪径は24インチ、26インチ、29インチで、幅1.5以上の太いタイヤ
* 路面からの衝撃を吸収するサスペンションを装備するものもある。



歴史

1970年代後半にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のマリン郡で、ヒッピー達が急勾配の山を自転車で下ってタイムを競った遊びが始まりといわれている。

同時期に北カルフォルニアでも同じ遊びが発生していたが、一般的にマリン郡がマウンテンバイク発祥の地と認識されるのは、マリン郡のマウント・タム(タマルパイアス山)で行われていた当時最大のレースによるところが大きい。

当時はビーチクルーザーをオートバイの部品等で改造した自転車が使用されていた。

* 1974年 - ゲーリー・フィッシャーがマウンテンバイクの原型となる自転車を作製する。

* 1977年 - にジュー・ブリーズが量産の専用フレーム「BREEZER」を完成させた。

* 1978年 - トム・リッチーが「リッチー」マウンテンバイクを製作。

* 1979年 - ゲイリー・フィッシャーがマウンテンバイクとして登録商標し、商品として普及させた。

* 1996年 - アトランタ・オリンピックにおいてマウンテンバイクが正式種目で実施。



国内での歴史

1980年代後半に日本に第一次マウンテンバイクブームが訪れる。 オートキャンプの浸透やアウトドア・ブームとともに、レジャーとしての認知度が高かった。 当時は各地で手作り的なローカルレースが開催され、スポーツとしての認知度も増していった。

* 1984年 - 奈良県大河原グランドキャニオンにて、日本初のマウンテンバイク大会が開催。マエダ工業「サンツアー」がマウンテンバイク用自転車コンポーネント「XC」発表。

* 1987年 - 日本マウンテンバイク協会が発足。

* 1988年 - 「第1回全日本マウンテンバイク選手権大会」が開催。XC優勝は大竹雅一選手

* 1988年 - 世界選手権大会に初めて日本代表選手を派遣。

* 1989年 - ヒルクライム、ダウンヒル競技のジャパン・オープンが開催。世界選手権大会におけるオブザーブト・トライアルで柳原康弘選手が優勝。

* 1992年 - 全日本選手権大会がシリーズとして開催される。

* 1998年 - 日本で初のUCI ワールド・カップが新潟県新井市で開催される。



関連事項

* 自転車
* マウンテンバイクの競技種目
o クロスカントリー
o ダウンヒル
o フォークロス
o ダートジャンプ
o デュアルスラローム
o シクロクロス
o バイシクルトライアル


BMX

BMX
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BMX

BMX(bicycle motocross)は、専用の自転車を使った競技およびパフォーマンス、またはBMX用の自転車本体。

発祥はアメリカで少年たちが自転車のカゴや泥除けなどを取って土の上などで走ったことからで、日本でテレビなどのメディアで取り上げられ有名になったのは映画「ET」による。

ジャンプやコーナーなどダート(土)の上で競争して順位を競う「レース」と、色々な技を競うフリースタイルのニ系統に大別される。現在、フリースタイルはX-Games(アメリカのテレビ番組)の一つとして知られる。

フリースタイルの競技は大別して、フラットランド、ヴァート、ストリート、パーク、ダートジャンプなどがある。

フラットランドは自転車を使って驚くようなトリック(技)を披露したり競ったりする。足を地面につけないことが一番大前提のルール。あとは何をしてもよいのだが、基本的に二輪で走っている状態から一輪の状態でバランスをとり(技に入る)、二輪状態に戻る(技の終わり)というイメージ。

ヴァートはヴァーチカルランプと呼ばれる両側が垂直に立ち上がっているU字型に組まれた大きな台を、ブランコのように往復して台から飛び出す瞬間の空中で技を繰り出す。台の上(デッキ)やコーピングと呼ばれるランプの角で滑ったり一時的に止まったりするリップ技などもある。

ストリートは、街の段差を利用して飛んだり、壁を走ったり(本当に垂直の壁を走る)階段の手すりにペグ(車輪の車軸に取り付けられたステップ)をひっかけて一気にすべり降りたりする遊び。ほとんどの場合交通法規を無視したり建造物侵入にあたるため非合法である。

パークは大小様々なランプや街に存在する縁石を真似た台などを配置したスケートパークという施設で行われる競技。ヴァートとストリートのどちらの要素も含まれ、ルールは存在せず、好きなように走り回り技を入れてよい。パーク競技をフラットランドと対比して「ストリート」の一種と語られる事も多く、ストリートの大会というと大抵の場合スケートパークで開催される大会を指す。

ダートジャンプは、土を掘り起こしてジャンプできるように盛り、そこでジャンプして空中で技を披露する競技。


競技種目

* レース
* フラットランド
* フリースタイル
* ダートジャンプ
* バート


クロスバイク


クロスバイクとは自転車の車種のひとつで、700cというタイアサイズ、フラット型のハンドルバーという特徴がある。シクロクロス競技で使われる自転車をシクロクロスと呼ぶが、名前とフレーム形状が似ているため混同されることがある。シクロクロスはドロップ形状のハンドルを使うため、外観はまったく異なる。クロスバイクは2000年を過ぎたあたりから、マウンテンバイク・ブームが終わり、小径、折り畳み車の売れ行きも落ち、各自転車販売会社は売るものがなくなってきた。そこで街中で利用に重点を置き、細く高圧で走行抵抗の低いタイアが比較的豊富に選べる700cサイズ、初心者ユーザーに取り回しのよいフラット形状のハンドルバー、マウンテンバイクのブームで価格のこなれた部品を流用した車種を企画し「クロスバイク」と称して売り出したのである。

プロムナード


プロムナードとは、フランス語で散歩といった意味合いで、短距離を気楽に乗るための自転車をこのように呼ぶ。ポタリング(これも散歩の意味)に使うポタ車(和製語)も同義。 旧式になってしまったロードレーサーなどのハンドルを、アップライトで楽な姿勢でのれるようなハンドル(プロムナード・バーと呼ばれる)に付け替えたものをプロムナードと呼ぶことが多い。スポルティフには、チェーンガード(チェーンがズボンのすそを汚さないように付けるカバー)を付けないが、プロムナードには泥除けやチェーンガードをつけることが多い。


 野外の広場や庭園などで行われた音楽会のこと。  元来はロンドンで1830年頃から広まったコンサートの形態で、人々は歩き回ったり、お茶を飲んだりしながら音楽を楽しんだ。 (「プロムナード」は「散歩」あるいは「散歩の場所」を意味する。) 現在では野外、屋内を問わず、広い聴衆を対象としたポピュラーなクラシック演奏会 (名曲コンサートなど) を呼ぶことが多い。

軽快車


軽快車(けいかいしゃ)とは、買い物時などに多量の荷物を積載できるように、かごなどに工夫の凝らされた自転車のことである。しかしながら、実用車とは異なり、自転車としての頑丈さよりは、取り回しの容易さ、価格などがより購買を促進させている面もある。

『ママチャリ』と呼ばれることもあるが、『ママチャリ』とはあくまで軽快車の中の1種類にすぎない。なお、軽快車と混合されがちなシティサイクルは、軽快車ではない。その理由は以下に述べる。別名、ファミリーサイクルなど。
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1 軽快車の構造
2 軽快車のパーツおよび素材

2.1 前輪周辺
2.2 フレーム周辺
2.3 後輪周辺
3 後ブレーキの種類
4 軽快車による旅行
5 今後の進化と世界への浸透
6 関連用語


軽快車の構造

軽快車は荷物の積載能を上昇させるために以下のパーツが付属される。

* 前かご
* キャリア
* 両立スタンド
* アップハンドル
* 泥除け
* スカートよけ
* R型、U型、S型フレーム
* チェーンカバー

前かごは、荷物の積載には特に重要なものであるが、キャリアを自転車後部に付属させ更に多量の荷物を積載できるようにしてある。キャリア自体に後ろかごあるいは後ろ子供乗せを取り付け、より確実な荷物の運搬が可能である。また、荷物を積載する時に自転車本体を安定させるために 両立スタンドを標準装備している点も軽快車のひとつの特徴である。

アップハンドルについては走行時に姿勢が起き、運転者の視界が広くなると言う特徴を兼ね備えており、一般的に前傾姿勢をとる自転車とはこの点で一線を画していると思われる。泥除けについては、ランドナー、マウンテンバイク、シティサイクルなどにも付属しているが、軽快車の泥除けはほぼ完全に車輪を覆ってしまうことにより、雨中における走行をより快適なものにしている。

スカートよけについては、軽快車は婦人用を対象にしているケースが多く、スカートのような風によって影響を受けやすい布類を後輪に巻き込まないように工夫がなされている。フレームの形状は、足を上げなくても乗車できるように、ヘッドチューブがかなり下がっている、あるいはU型フレームのようにトップチューブが存在しないタイプのフレームが採用される。 チェーンカバーは、チェーンおよびクランクギアに衣類が触れないようにするためにも、軽快車には不可欠のパーツである。

以上が、軽快車に付属している特別なパーツであるが、上記の条件を兼ね備えることが軽快車の正確な定義となる。なお、おもな販売対象を婦人用とするために、子供を乗車させるためのパーツも付属しているケースもある。

* 前子供乗せ
* 後ろ子供乗せ
* 風除け

前子供乗せは、比較的体重の軽い子供(年齢にしては2歳まで程度)の子供を乗せることに適している。親の視界に子供が入ることで、安全性が増しているように思わせるが、危険である。ハンドリングに影響を与えるために、子供がある程度成長したときは前子供乗せを使用しないほうが無難である。場合によっては、運転者よりも子供のほうに大きな怪我を負わせるケースがある。

後ろ子供乗せは、比較的体重の重い子供(年齢にして2歳以上6歳未満)を乗せることに適している。前子供乗せを卒業後が得てして、こちらの後ろ子供乗せが使用される。後ろ子供乗せは子供が視界に入らないので心配になるが、この方がハンドリングに影響を与えず運転者の快適な運転には適している。後ろ子供乗せは、構造上後ろかごとしても使用することが可能である。なお、子供乗せを使用する場合には 両立スタンドを用いることが不可欠であり、この点を怠って自転車を販売すると非常に危険である。

また、車輪の大きさと太さに関しては以下のものが使用されている。

* 20インチ×1.1/4
* 22インチ×1.3/8
* 24インチ×1.3/8
* 26インチ×1.3/8
* 27インチ×1.3/8

もっとも一般的な大きさは24〜26インチである。重量は、平均して15kg前後であるが、軽量なものでは13kg台の軽快車も存在する。


軽快車のパーツおよび素材

軽快車は取り回しの軽さ、価格の低下を求められる傾向にあり、以下のような素材が自転車に使用されている。なお、軽快車の部位を以下のように分類する

* 前輪周辺
* フレーム周辺
* 後輪周辺



前輪周辺

前輪周辺は以下のパーツに分けられ、素材は次の通りである。

* 前輪
o スポーク → 鉄、ステンレス
o ニップル → 鉄、ステンレス
o リム → アルミニウム、鉄、ステンレス
o タイヤ → ゴム
o 英式バルブチューブ → ブチルゴム
o ハブ → 鉄
* フォーク → 鉄、アルミニウム
* 前かご → 鉄、ステンレス
* かごステー → 鉄、ステンレス
* ダイナモランプ → プラスチックなど
* 泥除け → 鉄、プラスチック

強度の点では鉄、ステンレスが採用されるが、軽さを重視する場合はアルミニウムがよく用いられる。素材の順番は使用頻度であるが、価格、強度、軽さのいずれが求められるかによってそれぞれパーツを使い分けている。なお、鉄を使用する場合は、サテンめっきを行うか、塗装を行って錆びを防いでいる。ダイナモランプはタイヤで直接ダイナモを回転させるタイプと、ハブの回転エネルギーを発電に使用しているタイプがあり、後者のほうが高価であるが効率は良い。


フレーム周辺

フレーム周辺は以下のパーツに分けられ、素材は以下の通りである。

* ハンドル → 鉄、ステンレス
* ブレーキレバー → プラスチック
* 前ブレーキ → 鉄
* グリップ → ゴム、プラスチック
* ステム → ステンレス、鉄
* ヘッドパーツ → 鉄
* フレーム → 鉄、アルミニウム
o ヘッドチューブ → フレームと同じ
o トップチューブ → フレームと同じ
o ボトムチューブ → フレームと同じ
o シートチューブ → フレームと同じ
o シートステー → フレームと同じ
o チェーンステー → フレームと同じ
o ボトムブラケットシェル → フレームと同じ
* ボトムブラケット → 鉄
* クランク → 鉄
* クランクギア → 鉄
* ペダル → プラスチック(ねじ部分は鉄)
* チェーン → 鉄
* サドル → スポンジなど
* サドル固定金具 → 鉄

前輪周辺と同様、期待される能力に応じて素材は使い分けられる。アルミニウムのフレームについては軽くて取り回しが楽であるが、値段が高く、出荷台数も少ないため買いにくい。前ブレーキはそのすべてがリムの回転をゴムの挟み込みによって停止させるタイプであるが、リムの素材やブレーキのゆがみなどが原因で音鳴りする。鉄は塗装あるいはサテンめっきであるが、ハンドルについてはサテンめっきが増えてきている。フレームの塗装色は、かつて比較的地味な色が多かったが、近年では原色に近い色が数多く存在し、バリエーションは各メーカー内でも多様である。

また、クランクギアと後輪のフリーギアは、始動時に軽いペダリングをもって走行できるように設定されている。


後輪周辺

後輪周辺は以下のパーツに分けられ、素材は以下の通りである。

* 後輪
o スポーク → 鉄、ステンレス
o ニップル → 鉄、ステンレス
o リム → アルミニウム、鉄、ステンレス
o タイヤ → ゴム
o 英式バルブチューブ → ブチルゴム
o ハブ → 鉄
o フリーギア → 鉄
o ブレーキ → 鉄、ステンレスなど
* 泥除け → 鉄、プラスチック
* キャリア → 鉄、ステンレス
* スタンド → 鉄、ステンレス

後輪は、多くのパーツの組み合わせが存在する、比較的複雑なパーツであり、他の自転車と同様価格も前輪に比べて高い。ブレーキについては、前ブレーキとは異なり数多くの種類が存在し、価格や性能に応じて使用されるブレーキは決定される。ブレーキの種類については以下に述べる。キャリアやスタンドは剛性が求められるために、アルミ製はほとんど存在しない。また、内装変速機が採用されているものもあり、3段か4段変速のものが多い。


後ブレーキの種類

後ブレーキは大まかに以下の種類に分けられる。

* バンドブレーキ
* サーボブレーキ
* ダイネックスブレーキ
* ローラーブレーキ

バンドブレーキは最も価格が安く、革のバンドを用いて、ハブに固定した金属を固定して停止する方式である。構造も単純なために多くの軽快車にて採用されている。しかしながら、ある程度使用すると音鳴りし、非常に不快な音が鳴るので、一定の期間ごとに交換が必要である。

サーボブレーキは、方式はバンドブレーキと同じだがブレーキの調整は更に容易である。ナショナル独自が開発したブレーキであり、バンドブレーキに比べて音鳴りはしにくい。ダイネックスブレーキはブリヂストンの開発したブレーキであり、ブレーキの調整はやや困難だが、堅牢さに優れる。

ローラーブレーキはシマノの開発したブレーキで、音鳴りしないことが特徴的なブレーキである。構造も複雑で価格も比較的高いが、現在は多くの軽快車に採用されている。一定の期間ごとに指定のグリースを注入してメンテナンスを行う。内装変速機にはローラーブレーキが用いられている。


軽快車による旅行

自転車にて旅行を行う場合は、ランドナー、クロスバイク、マウンテンバイクなど、前後の変速機が付属しておりかつ車体重量も軽いものが使用されることが多い。しかしながら、上記の自転車は価格も2万円以上するものが一般的で、さらに乗車にはある程度の経験と慣れを必要とする。そのため軽快車で長期の自転車旅行に行くケースも多々見られる。

軽快車の長期自転車旅行の適性については、以下の点が上げられる。

* 積載性
* アップハンドル
* タイヤおよびチューブ
* 修理の容易さ
* パーツの手に入りやすさ

積載性は軽快車の作成された目的のひとつであり、得意分野である。またアップハンドルにより姿勢が起きるので百km程度の走行に対しては、腰などを痛めにくい。軽快車に使用されているタイヤはロードレーサーのものよりも頑丈で、マウンテンバイク用のスパイクタイヤほど抵抗もなく比較的日本の舗装された道路を走行するのであれば適していると言える。事実、ランドナーやクロスバイクのタイヤは軽快車のものに近い。

日本には軽快車の修理の技術を要する技術者が多く、各都市の修理屋などでは軽快車の修理を専門にしているものが多い。マウンテンバイク、ロードレーサーは専門の技術職による調整が必要であり、知識の無いものが扱うと症状がひどくなるあるいは別の部分に影響が出てくることが多い。軽快車のパーツは一般的に 汎用性に富み、他のメーカーのパーツでも容易に応用できる。地方でもホームセンターやスーパーなどではパーツを取り扱っていることも多く、自転車旅行が中止になることも少ない。

一方で軽快車が長期自転車旅行に適していない点は以下の通りである。

* 坂道に弱い
* 車体重量が重い
* 変速機が存在しない(あるいは少ない)
* 輪行バッグに入れにくい

軽快車は、原則的に近所への買い物などを目的に設計されているので、急坂の登板には適しているとは言えない。日本の国土は都市部を外れるとほとんどが山岳であるために、軽快車での走行はこの点で苦しい。また車体重量が重いことも坂道と関連するが、平均重量が15kgと重いのも長距離の走行には厳しい。

変速機は存在しないか、あるいは内装3段変速である場合が多く、この点も長距離の走行および坂道に向いていない。軽快車は始動時の安定性を重視しているのでギアも軽く、トップスピードではギアが足についてこない。また、かご、両立スタンドなどマウンテンバイクなどには付属されていないパーツが標準装備されているために、自転車の電車や飛行機内への持込を可能にする輪行バッグにいれることが難しい。かごを外せば入らないことも無いが、かごの無い軽快車など、軽快車ではない。

総合評価としては、軽快車は長期自転車旅行に向いていると言える。欠点についてはある程度の覚悟やルートを選択することで乗り越えることができるものも多く、積載性や修理が容易であることは、長期自転車旅行にとっては何よりも重要なことである。事実、軽快車を用いて長期自転車旅行に出るものも多く、毎年北海道では軽快車による耐久レースも開催されている。


今後の進化と世界への浸透

今後は各パーツの性能のアップや低価格化が進行すると言われているが、基本的には現在の形状で当分落ち着くと思われる。子供乗せと前かごを合体させたタイプの軽快車も開発されている。また、前かごを安定させるためにヘッドパーツに工夫が凝らされている例もある。

先日、堺市の工房で、ハブの回転エネルギーをタイヤ空気圧の調整に使用するタイプの新しいハブが開発され、ブリヂストンから発売されているが、この点も1つの進化といえるかもしれない。

世界全体では軽快車はほぼ無名の存在であり、残念ながら日本でのみ通用している自転車である。車で交通するよりも軽快車で移動したほうがより便利であると考えるのは日本の国土の狭さなどの問題もあるだろう。しかしながら主要生産地は韓国あるいは台湾であるために、生産地の特性を生かし今後アジアに浸透していくかもしれない。


関連用語

* 自転車
* シティサイクル


リカンベント


リカンベントとは、自転車の一種で、通常の自転車がサドルに臀部を乗せ直立に近い状態で、足の上下の屈伸運動を動力とするのに対し、サドルにもたれるように坐り、足を前方に向けた屈伸運動を動力とする。

通常の自転車に比べ、空気抵抗が少なく、平地での巡航能力が高い事が特徴。逆に登坂能力が低いという欠点もある。


リカンベントの種類

リカンベントは車輪の数、ホイルベース、ハンドルの位置、乗車位置で分類されている。トライクとも呼ばれる3輪リカンベントは、前1輪のものをデルタトライク、前2輪をタドポールと呼ぶ。リカンベントは仰向けに寝そべった形で乗車するが、うつぶせに乗るものもあり、プロンと呼ばれる。2人乗車で1人はうつぶせ、1人は仰向けで乗車するというものも存在した。

リカンベントのハンドルは、通常の自転車のように運転者の前にあるタイプ(ASS)とサドルの下にあるタイプ(USS)とがある。後者の場合、運転者は視界が開けるが、運転感覚の違いのため、多少の熟練を要するようである。また、競技用ではあるが後輪操舵のものも存在する。


ストリームライナー

乗車位置が低ければ低いほど空気抵抗を受けない。そのため、ローレーサーと呼ばれる、座面が地上から数センチという非常に乗車位置を低くしたものもある。さらに、空気抵抗を低くするため、車体全体をカーボンファイバー製などのフェアリングで覆ったストリームライナーというものもある。

通常の自転車では、足で回すクランクと駆動輪である後輪をチェーンでつなぎ動力を伝達するが、ローレーサー、ストリームライナーではチェーンが長くなり、車高が低いためチェーンを通す場所が確保できない。そのため前輪駆動を採用しているものも多い。

電動アシスト自転車


電動アシスト自転車(でんどうあしすとじてんしゃ)とは二次電池駆動の電動機(モーター)により人力を補助する自転車である。1994年にヤマハ発動機が発売したものが始まり。ペダルの踏む力、回転数などをセンサで検出して状況に応じて搭載しているモーターによりペダルの踏力を低減させる。道路交通法により人力と動力の補助の比率は最大 1対1(50%以下)となっている。また時速24km以上では補助はなくなる。 原動機付自転車とは異なり免許は不要である。

折り畳み自転車


折り畳み自転車(おりたたみじてんしゃ)とは、可搬性を向上させるため、フレームをたたむ機構などを設け、サイズを小さくできる自転車のこと。フォールディングバイクともいう。 自転車をサイクリングの目的地まで、電車などの公共交通機関で運ぶことを輪行というが、そのような用途に用いられる。このような用途には、デモンターブルと呼ばれるフレームに分割機構を持つもの、輪行仕様車と呼ばれる、レバー操作や簡単な工具で、前フォーク部や後ろの車輪など必要最低限の部品を脱着出きる機構をもつものもある。折り畳み自転車は取扱性の面でデモンターブルや輪行仕様車よりも優れるが、一般的に走行面では、それらにはるかに及ばない。


欠点

上記のような利点の反面、折り畳み自転車は一般的な自転車と比較すると、部品点数が多くなり、また溶接加工箇所も多い。そのため、一般的な自転車よりも強い品質管理が必要である。これらの理由から、同じスペックで比較すると折り畳み自転車は一般的な自転車よりも割高である。(実勢で5割程度)

市販の折り畳み自転車には1万円程度の廉価なものもあるが、それらは部品品質が悪くまた加工精度も低いため、耐久強度が弱いという試験結果が公的機関より出されているので注意が必要である。




起源

第一次世界大戦時に、空挺部隊が折り畳み自転車とともに降りたという記録がある。


代表例

* THE PARATROOPER - http://www.militarybikes.com/

現用空挺折り畳み自転車

* Birdy (BD-1) - http://www.r-m.de/
* ブロンプトン - http://www.bromptonbicycle.co.uk/
* ダホン - http://www.dahon.com/
* Alex Moulton Bicycles - http://www.alexmoulton.co.uk/
* ブリヂストン・モールトン - http://www.bscycle.co.jp/catalog/folding-compact/moulton.html
* トレンクル シリーズ (Panasonic)


デモンターブル


デモンターブル(Demontable)はフランス語で分割可能という意味。自転車のフレームの中間にカップリングなどを取り付け、分割し小さく持ち運べるようにしたもの。単にデモンタと呼ぶこともある。
折りたたみ自転車は、折りたたみ小さくしたり、走行可能な状態へ戻すことは簡単だが、ヒンジ部分精度の問題や、折りたたみ機構による車体設計の制限などがあり、走行性能は落ちる。逆にデモンターブルは、分割・組み立ては面倒だが、普通の自転車とほぼ同じ走行性能を有する。アレックス・モールトンのような自転車も広義にはデモンターブルの一種、本格的なデモンターブルは東叡社(さいたま市)のようなオーダーメイド工房で、[S&S Machine]社のBTCカップリング(東叡社はS&S社の指定工場)を使い作成することになる。S&Sの指定工房には、ほかに、つねさぶろう(千葉市)などがある。

三輪車


三輪車(さんりんしゃ)は、三つの車輪を持つ車輌のことである。一般的には前輪が一つ、後輪が二つあり、前輪に付けられたペダルを漕ぐことで回して進む、乗り物。

多くは自転車に乗ることを覚える前の、小さな子供が使う。三つの車輪があることで、安定が良く、ほとんどバランス感覚を必要とせず、簡単に乗りこなすことができる。ペダルが直結されている前輪の直径が小さいため、速度はあまり出ない。

一般的な自転車の後輪が二つある場合、後輪の間には荷物を入れる籠が置かれており、速度よりも安定性が重視された作りとなっている。

空港のハンガー(格納庫)内では、整備士が三輪車で荷物を運ぶ姿が見られる。

一輪車


一輪車(いちりんしゃ)は、遊具の一つ。大きく分けてサドルとペダルとタイヤでできているという点で自転車に似た乗り物といえる。

自転車との主な違いは

* ハンドルやブレーキが無い。
* タイヤが1本しかついていない。
* 多くの場合、ペダルで直接タイヤを回す(曲芸用にチェーンを用いる物もある)。

など。そのため、バランス感覚が非常に重要になる乗り物である。

ハンドルがないため、方向転換は乗り手の姿勢の変化を利用して行う。

もとは(現在でも)曲芸の道具として用いられ、1855年にパリ博覧会に出展された。

一輪車(いちりんしゃ)は手押し式の運搬台車の一種。車輪が1つであることからこの名がある。

車体の前部に車輪が、後部に取っ手があり、これを押すことで前方に進む。

山道や工事現場などで農作物や資材を運ぶのに利用される。

猫車(ねこぐるま)とも呼ばれる。これは猫のように狭いところに入ることが出来ることからきている。

?軒(チョホン)

李氏朝鮮時代に両班の中でも従二品以上の高官が乗った一輪車で、木馬、命車とも言う。鉄で作られた車の上に高く上げられた椅子と前後に長く伸びた轅が特徴である。前後に6〜9人の人が付いて動かす。

* 参考:村山智順所蔵写真選 一九二〇から三〇年代の朝鮮の人と暮らし (http://www.flet.keio.ac.jp/~shnomura/mura/index.htm)内の一輪車