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スキューバ・ダイビング

スキューバ(スクーバ)は、英語のSelf Contained Underwater Breathing Apparatusのアクロニム(SCUBA)で、空気などの呼吸ガスを携行する方式の潜水器具である。自給式潜水器具とも訳される。英語のSCUBAは本来潜水器具を指す名詞であるが、現在では、この方式の器具を用いて行う潜水活動をもスキューバと言い、また形容詞的語としても良く使われる。

スキューバ・ダイビング(スクーバ・ダイビング)とはスキューバ器材を使用して行う潜水を指し、息をこらえて行うスキンダイビングや、地上からホースで空気を供給する送気式潜水と対比される。

スキューバ・ダイビングは、海事工事、水難救助、軍事などの職業的活動としても行われるが、一般にはレジャーダイビングを示すことが多い。
目次

* 1 レクリエーショナルダイビング
* 2 テクニカルダイビング
* 3 Cカード
* 4 バディシステム (buddy system)
* 5 スキューバダイビング用の器材
* 6 スキューバの障害
o 6.1 スクイズ
o 6.2 減圧症
o 6.3 窒素酔い
o 6.4 酸素中毒
o 6.5 肺の圧外傷
o 6.6 肺の過膨張傷害
* 7 事故の種類
* 8 外部リンク



レクリエーショナルダイビング

海や湖などに楽しみで潜る行為を示す。 一般に、次の範囲内で潜水することが強く推奨される。

* 水深30m以内(特にトレーニングを受けた場合水深40m以内)
* 特別な浮上手順(減圧)を行わなくて良い水深・潜水時間
* 直接浮上可能な場所
* 洞窟の場合、自然光の届く範囲
* 沈没船の場合、外側
* 呼吸ガスは空気(講習を受けることでEAN40以下のナイトロックス)



テクニカルダイビング
ステージボトルを使用するケイブダイバー
拡大
ステージボトルを使用するケイブダイバー

一般的なレクリエーショナルダイビングの限界を超えた領域、すなわち

* 水深40m以上
* 特別な浮上手順を要する潜水(減圧潜水)
* 洞窟内
* 沈没船内

などに、より安全に到達・帰還できるよう装備や手順を体系化した非職業的ダイビングを指す。詳しくはテクニカルダイビングの項参照。


Cカード

Cカード(C-card)とは、ダイビング指導団体が、直接、またはフランチャイズを通じて実施する技能講習を終了した者に対し発行する技能認定 (Certification)カードである。ダイビング指導団体は、ほとんどの場合民間の営利企業(欧州等の一部地域には、非営利や公的な指導団体も存在する)であり、少なくとも日本では免許証と違いCカードを所持しないでスキューバ・ダイビングを行うことが法的に禁止されているといった類のものではない。しかしながら、適切な知識・技量を有さない者がスキューバ・ダイビングを行った場合、致死傷事故が発生する可能性が非常に高いことは容易に推定できることから、これらの者にサービスを提供してスキューバ・ダイビングが行われた結果事故が発生した場合、事故を予見できたのに適切な対応(サービスの提供拒否など)を取らなかったとして刑法の業務上過失致死罪(211条)などの刑事責任や民法上の不法行為責任を問われる可能性が高い。このようなリスクを回避するため、レクレーショナルダイバーにサービスを提供する者はそのほとんどがCカードの提示を求めており、これを所持せずにダイビングを行うことは事実上困難と言ってよく、その意味では許可証的な性質を有するものと言えなくもない。また海外では法的にC カードを所持しない者のスキューバ・ダイビングを法的に禁止していたり(オーストラリア)、Cカードを所持しないものに対するスキューバ・ダイビング器材の販売や貸与を禁止している(欧州)例もある。


バディシステム (buddy system)

ダイビングを行うに当たって、2名以上でお互いが相手側の安全を確認し合うシステムである。単独で潜水する場合に比べ、緊急時の対応が取りやすくなるという安全対策でもある。 このシステムは、潜水以外にも多くの安全対策手段として用いられている。 安全確認を行うパートナーをバディと呼ぶ。


スキューバダイビング用の器材

ダイビングは、器材に頼るレジャーであり、器材選択は安全管理の基本にもなる。
詳しくは、別項を参照。


スキューバの障害

以下の障害は、スキューバに特有のものではなく、送気式潜水やスキンダイビングでも発生しうるものであるが、便宜上本稿に記載する。


スクイズ

体内の空隙などが水圧によって押しつぶされたり引っ張られたりする現象をスクイズ(スクイーズ)という。中耳腔のスクイズによって鼓膜が破れるおそれがある。鼓膜の損傷を防ぐには耳抜きという動作を行う。副鼻腔や虫歯、炭酸飲料の気泡も、スクイズを起こして痛みを感じることがある。




減圧症

水中で高圧の環境に長時間暴露されることにより、体内の各組織には窒素などの気体が取り込まれる。浮上により周囲の圧力が低下してくると、組織に取り込まれた気体は徐々に放出されるが、このときの圧力低下が急速であると、体外への気体の排出が間に合わなくなり、体内に気泡が形成される。この気泡が血管を閉塞して発症する疾患が減圧症である。減圧症を発症しないためには、十分に遅い速度で浮上する必要があり、通常、潜水の分野で減圧と言えば、この目的で行う遅い浮上を示す。実際的には、浮上速度を長時間にわたってコントロールすることは非常に難しいため、一定深度で一定時間停止する、減圧停止と呼ばれる手順が用いられる。減圧停止を行わなくてはならない深度、時間は、減圧表と呼ばれる表から読み取れるが、最近はこの手順を自動化した、ダイビング・コンピューターを装着し、その指示に従って潜水する場合が多い。


窒素酔い

一定以上の水深(30m程度)まで潜ると、空気中の窒素の分圧が高くなり、酔いを感じる。さらに深く(50〜60m)まで潜水を続けると、感覚や思考が麻痺し、口からマウスピースを外したりするような危険な行動をとったりもする。浅いところへ浮上すれば、窒素酔いは醒める。


酸素中毒

酸素の分圧が一定範囲以上のガスを呼吸しつづけると、突然の痙攣、意識消失などを伴う酸素中毒を発症する可能性がある。水中で酸素中毒を発症した場合致命的であることから、特殊な目的のため綿密な計画の下に行う場合以外は、決してスキューバ・ダイビングの呼吸ガスとして純酸素を用いてはならない。時折、スキューバ・ダイバーの携行する呼吸用ガスタンクを酸素ボンベと称する場合があるが、これはほとんどの場合誤った用語である。


肺の圧外傷


肺の過膨張傷害

息を止めて浮上したことで起きる。 深いところでは周囲の水圧と同じ圧力の空気を吸うので、息を止めると空気の体積が大きくなり、肺が膨張し、破裂してしまう。
スキューバ・ダイビングで最も重要なことは、ゆっくり深く呼吸し、絶対に息を止めない事である。


事故の種類

* エアー切れ
* 急浮上
* 溺水
* 低体温
* ノーパニック症候群
* 漂流
* サメに襲われる



外部リンク

* 日本潜水学会
* 日本潜水協会
* 全日本潜水連盟 (JUDF)
* 海上保安庁


カテゴリ: スポーツ競技 | マリンスポーツ

ダイビング器材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


目次
* 1 スキューバ・ダイビング一般で用いる器材
o 1.1 タンク
o 1.2 BC
o 1.3 レギュレータ
o 1.4 計器類
o 1.5 フィン
o 1.6 マスク
o 1.7 スノーケル
o 1.8 保護スーツ
o 1.9 水着
o 1.10 ウエイト
* 2 アクセサリー
o 2.1 撮影器具
o 2.2 フロート
o 2.3 マーカー・ブイ(marker buoy)
o 2.4 水中ライト
o 2.5 水中ノート・スレート
* 3 テクニカルダイビングで用いる器材
o 3.1 タンク・レギュレーター
o 3.2 BC
o 3.3 リブリーザー
o 3.4 保護スーツ
o 3.5 キャニスター・ライト
o 3.6 大型水中スクーター
o 3.7 リール類
o 3.8 目印
* 4 外部リンク
o 4.1 アクセサリー
o 4.2 テクニカルダイビングでは用いられない器材



スキューバ・ダイビング一般で用いる器材
器材を装着したスキューバダイバー
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器材を装着したスキューバダイバー


タンク

呼吸用の高圧ガス(通常は圧縮空気)を携行するための容器である。日本語ではボンベと呼ばれることも多いが、英語での本来の意味は爆弾(bomb) であり、tank(タンク)、bottle(ボトル:瓶)、ないしはシリンダー(cylinder:円筒)と呼ばれることのほうが多い。

重量の軽いアルミニウム製のものが賞用された時期もあったが、いずれにせよウエイトを装着して行うスキューバ・ダイビング用としては軽いことに大きな意味がなく、現在ではスチール(鋼鉄)製のものが多く用いられている。内容積は6Lから15L程度で、日本では10Lのものが多い。潜水可能時間を延長するため、1回の潜水に2本のタンクを使用(ダブルタンク)することもある。

充填圧力はかつては150気圧が標準であったが、現在は200気圧が標準的である。テクニカルダイビング用としては300気圧のものも一部用いられる。

高圧ガス保安法(旧高圧ガス取締法)により、許可を受けた高圧ガス製造業者でなければ、タンクに空気などのガスを充填してはならない。またタンクには、有資格者による5年に1回の検査を実施し、SCUBAの文字を含む検査合格の刻印をする必要がある。


BC

スキューバ・ダイビングに使用する浮力調整装置で、Buoyancy(浮力) Compensator(補償装置)のアクロニムである。BCD(Buoyancy Control Device、ボイヤンシー・コントロール・デバイス)とも呼ぶ。本体となる空気袋と、身体に装着するためのハーネス、空気タンクから空気を送り込むための吸気弁、内部の空気を排出するための排気弁からなり、さらに通常は空気タンクを固定するためのハーネスと一体となっている。空気袋を背中側に設けたバックフロートタイプ、胸側に設けたホースカラータイプ、前後に設けたジャケットタイプ、ベストタイプなどに分類され、それぞれ一長一短がある。

スキューバ・ダイバーの受ける浮力は、次の理由等により潜水中一定でない。すなわち

* スキューバ・ダイバーが着用するウエットスーツなどは、多数の気泡を閉じ込めた生地からできており、周囲の圧力、すなわち水深の増加とともに、気泡が潰されて体積が減少する。すなわち、保護スーツを身に付けたダイバーの浮力は水深の増加とともに減少する。
* スキューバダイビングに使用する空気タンクの重量は、中身の消費とともに変化し、例えば10Lのタンクを例に取ると、150気圧の空気を消費することで、その質量が約1.5kg変化する。すなわちこのタンクを身に付けたダイバーの潜水終了時の浮力は潜水開始時より1.5kgだけ増加する。

BCは、これらの要因による浮力の変化を相殺し、常に一定条件での潜水が可能になるようにするために使用される。すなわち、スキューバ・ダイバーはタンク内の空気の消費により増加すると見込まれる浮力を相殺するために過剰のウエイトを着用するとともに、潜水開始時にはBCに空気を送り込むことで過剰のウエイトをさらに相殺し、潜水中の空気の消費(タンクの浮力増加)とともにBCから空気を排気して浮力を減少させることで常に一定の浮力(通常、中性浮力と呼ばれる浮力0の状態)を得ることができる。同様に、水深の増加とともにBCに空気を送り込み、浮上とともにBC内の空気を排気することで、ウエットスーツの体積変化による浮力変化も相殺することができる。

BCはさらに、水面で休息する際や非常時のための救命胴衣的な役割も担っている。


レギュレータ

タンクに充填された高圧の呼吸ガスを呼吸に適した圧力まで減圧する装置である。通常1stステージ、2ndステージの2部分からなる。

* 1stステージ

タンク内のガスを8-11気圧に減圧する部分である。大きく分けてスタンダードピストン、バランスピストン、バランスダイヤフラムの3形式があるが、いずれも基本原理としては、減圧後のガスが一定の圧力に達したときにバネにより開かれていた弁が閉じる構造になっている。一部のメーカーではダブルピストンやムービングオリフィスバランスなどの特殊な形式も採用されている。

* 2ndステージ

1stステージで減圧されたガスを呼吸に適した圧力まで減圧する部分である。ダイバーが息を吸うことで、内部の圧力が周囲の水圧よりも低くなったときに、テコの作用により弁が開く構造になっている。他のダイバーに空気を提供する必要が生じた場合に備え、予備の2ndステージ(オクトパスと称する)を携行する場合が多い。


計器類

* 残圧計

タンク内の利用可能な呼吸ガス量を把握するための圧力計である。

* 水深計

現在の水深を測定するための圧力計である。

* ダイビングコンピュータ

時計型CD
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時計型CD

水深の履歴から減圧の必要性、手順などを計算しダイバーに指示する電子機器である。

* コンパス

水中で方向を把握するための方位磁針である。

従来はこれらの計器を個別に携行していたが、現在では、コンソール(console)と呼ばれる、これらの計器のいくつかを一つの筐体にまとめたものが良く使用される。


フィン

足ひれとも言う。人間が最も大きな力を出せる脚部の運動を推力に変換することで、水中や水面を効率良く移動するための器具である。


マスク
フルフェイスマスク
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フルフェイスマスク

水の屈折率は空気のそれとは大きく異なるため、角膜が水に接している場合正常に物を見ることができない。この問題を解決するために、周囲の水と角膜の間に空気の層を設けるための器具がマスク(水中眼鏡)である。

水圧によって装着部(眼球周辺)がマスク内部に引き込まれるため、潜水用としては鼻まで覆うマスクを用い、その内部に呼気を吹き込んで圧力差による障害を回避するようになっている。

特に冷たい水中や、汚染された水中に潜水する場合、また水中での会話を必要とする場合には、フルフェイスマスクと呼ばれる、レギュレーターが組み込まれ、口を含む顔面全体を覆うマスクを使用する場合がある。


スノーケル

シュノーケルとも言う。顔面を水に漬けた状態で呼吸をするためのJ字型の管である。スキューバ・ダイビングでも目的地点付近までは水面を移動することが多く、タンク内の空気を節約するために使用される。


保護スーツ
ブーツ
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ブーツ


水着

スキューバ・ダイビングでは、潜水中に低体温症の危険が生じても、すぐに浮上して暖を取るなどの対応は取れない場合も多く、身体の保温は必須である。したがって、日本をはじめ多くの地域ではほぼ常に保護スーツが着用されており、水着のみを着用して潜水することは、熱帯など余程水温が高い地域でもない限り一般的でない。ただし、保護スーツ(特にウエットスーツ)の下着として水着を着用することは一般的である。水中では皮膚が水分を多く含み軟らかくなるため、大変傷付きやすくなる。よって、岩や珊瑚による怪我からの保護という役目も大きい。


ウエイト

人間の比重は個人差もあるが約1(淡水と同程度)であり、海水などの塩水中では浮かんでしまう。また、ウエットスーツなどの器材は浮力を有するため、これらを身に付けて潜水することは困難である。したがって、スキューバダイビングでは金属(主として鉛)製の錘を身に付けることが必要になる。穴の開いた錘をナイロンなどの繊維でできたベルトに取り付け腰に装着する場合が多いが、ポケットに錘を入れたベスト状の器具(ウエイトベスト)や、BCに組み込まれたウエイト用のポケットを使用する場合もある。

緊急時に錘を捨てて浮上することができるよう、身体からワンタッチで取り外せるようになっている。


アクセサリー

主要器材以外に安全・便利・撮影など様々な目的に応じてアクセサリーがある。


撮影器具
一眼ハウジング
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一眼ハウジング


フロート


マーカー・ブイ(marker buoy)

水上の船舶から水中のダイバーを発見することは非常に困難であり、船舶が航行する水域で潜水する場合には、事故(船体と衝突する、スクリューに巻き込まれる、水流で巻き上げられる)防止のために潜水中を示す標識を水上に設置する必要がある。国によっては(北欧等)、船舶の航行の有無にかかわらず潜水標識の設置を法律で義務付けている場合もある。


水中ライト


水中ノート・スレート

撮影器具や水中ライトなどの精密・電気(電子)機器は、水に対して弱い性質のものであるため防水構造とする必要がある。防水は主にOリングなどのガスケットを用いて行われるが、機器が複雑・精密になればなるほど少量の浸水も許容されない(本質的な許容量のみならず、浸水により破損した際の経済的ダメージも大きい)ため、より高度な防水構造を備えざるを得ず、機器自体の価格も相俟って非常に高価なものになる傾向がある。


テクニカルダイビングで用いる器材
ダブルタンクと器材
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ダブルタンクと器材

テクニカルダイビングにおいては、大深度や洞窟内における特別な要求や、安全に対する考慮のため、次のような器材が使用される。


タンク・レギュレーター

* マニホールド・ダブルタンク

緊急時であっても直接水面まで浮上できる範囲の活動であるリクリエーショナルダイビングの場合とは異なり、テクニカルダイビングにおける呼吸装置の故障は即致命的となる。したがって、タンク、レギュレーターはそれぞれ2組ずつ携行し、さらにマニホールド(manifold)と呼ばれる管でこれらを相互に接続することにより、いずれかの器材に故障が発生しても、システムからその器材を切り離すことで呼吸が継続できるできるようになっている。

* ステージボトル

大深度での潜水の場合、酸素中毒を防ぐため呼吸ガスの酸素濃度を一定水準以下に抑える必要があるが、一方減圧のためには呼吸ガスの酸素濃度はできるだけ高いことが望ましい。この矛盾を回避するため、テクニカルダイビングでは酸素濃度の異なる2種以上の呼吸ガスを携行し、大深度では低酸素濃度、浅深度では高酸素濃度のものに計画的に切り替え呼吸する。

* ケイブ用サイドマウントタンク

水中洞窟への潜水では、タンクが邪魔になり隘所を通過できない場合がある。このような場合、身体の横にタンクを装着することで通過が可能になる場合もある。また一旦タンクを身体から外し、隘所通過後に再装着することもあり、そのような場合背中にタンクを装着するよりも身体の横に装着したほうが手順が容易になる。このような理由で身体の横にタンクを装着することをサイドマウントと言う。

* ロングホース

タンクを一旦身体から外して隘所を通過する場合、ホースが短いとレギュレーターを口元に残すことが困難になりかねない。このような場合を考えテクニカルダイビングにおけるレギュレーターの片方には2mといった長尺のホースを使用する。オクトパスによる呼吸が必要になった場合、リクリエーショナルダイビングでは2人のダイバーが横に並んで遊泳するのが前提であるが、これでは隘所を通過することは困難であり、このような箇所では縦に並んで遊泳するためにもロングホースが必要とされる。

* DINバルブ

日本や米国では、タンクとレギュレーターの1stステージの接続部は、ヨーク式ないしクランプ式またはインターナショナルと呼ばれる、ガス通過部をそれとは別個のネジで固定する形式のものが多い。この方式は扱いが簡便と言う利点があるが、強い衝撃で外れやすく(この場合、タンク内の呼吸ガスは急速に失われる)またタンク圧が225気圧までに制限されるという欠点がある。そのため、信頼性を重視し、またタンク圧を300気圧にまですることがあるテクニカルダイビングでは、接続部自体がネジになっており、これを相互にはめ込んで使用するDIN(Deutsches Institut fu"r Normung:ドイツ標準化協会)式の接続部が使用される。


BC

* バックプレート
o 素材はアルミ、プラスティック、ステンレス
* ブラダ(エア・セル)
o シングルパック、ダブルパック、ダブルセル
o U型、O型



リブリーザー
閉鎖式リブリーザー
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閉鎖式リブリーザー

呼気から二酸化炭素を取り除き、酸素を補って再利用する循環式呼吸装置のことである。広義には医療用の吸入全身麻酔器等もこの装置に含まれるが、一般的には、潜水用、災害救助用等の、一式を身体に装着して用いる装置を指す。ソーダ石灰等のアルカリ剤を用いて二酸化炭素を除去した呼気を、一旦カウンターラング(呼吸嚢)というBC状の袋に貯蔵し、ここに酸素、あるいは酸素濃度の高い混合気体を添加して、酸素分圧を呼吸に適した範囲に調整した後再利用する。酸素分圧の調整方式としては、酸素分圧センサーと電気弁を連動させ、不足分の純酸素だけを供給する閉鎖式(CCR:Closed Circuit Rebreather)と、常時一定量(呼吸によって消費される酸素量の何倍かの酸素を含む)混合気体を供給し、余剰のガスは外部に放出する半閉鎖式(SCR:Semi-Closed Rebreather)があり、現在では40種類以上販売されている。 日本国内では90年代初期にEAN32を使用したフィーノ(日産系)が販売された。「軽量」「排気ガスが少ない」といったリブリーザーの二次的な価値を宣伝文句にしていたが1996年に撤退。

CCRはSCRより長時間の連続使用が可能である上、酸素分圧が一定に保たれるため高圧下(大深度)での使用にも適しており、さらには排気による音の発生がないため神経質な生物の観察などにも適するが、装置が高価であるのみならず、保守が煩雑で費用も高額(酸素センサーは高価な上寿命が短い)という欠点がある。酸素分圧センサーの故障や整備不良による酸欠事故例も多いため、洞窟や沈船などで本格的な探検調査をする際にはむしろSCRを使用し、その限界内で潜水計画を立てるべきという意見もある。

特殊なCCRとして、純酸素を呼吸する軍事潜水用のCCRがある。この装置では常に呼吸ガスの酸素濃度を100%に維持すれば良く、酸素分圧センサーは必要ないので構造的にはSCR並みに簡略化できる。ただし酸素中毒の関係で概ね5m以深には潜水することができず、その用途は上陸作戦等に限られる。


保護スーツ
ピーバルブ
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ピーバルブ

長時間の連続潜水となるテクニカルダイビングでは、比較的高い水温であっても、ウエットスーツではなく、保温性に優れたドライスーツを着用する。また長時間潜水では途中で尿意を催すことが避けられないため、ピーバルブと呼ばれるコンドーム式の排尿器具(男性)や紙おむつ(男性・女性)をドライスーツの中に装着する場合が多い。


キャニスター・ライト
キャニスターライト
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キャニスターライト

バッテリー使用した水中ライト。


大型水中スクーター


リール類
リール
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リール
スプール
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スプール

* リール
o 素材はアルミやプラスティック
o デザインは縦巻と横巻、カバーのついた物
* スプール
o 素材はアルミやプラスティック



目印

洞内に張ってあるパーマネントラインにつける目印。
ラインアロー
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ラインアロー

* ラインアロー

出口を示しており、分岐点や一定の距離毎につける。

* クッキー

自分の移動を示す目印で、古くは木製洗濯バサミが使われてきた。




外部リンク

* 日本潜水学会
* 日本潜水協会



アクセサリー

* スプリング・ストラップ



テクニカルダイビングでは用いられない器材

レクリエーショナルダイビングでは用いられるが、テクニカルダイビングでは用いられることが少ない器材もある。いくつかの例を挙げると

* スノーケル

水面移動を伴うことが少ないテクニカルダイビングでは、スノーケルは使用する機会がなく、むしろ障害物に引っかかったりして危険なだけであるとして、携行しない場合が多い。ただし、外洋で行うテクニカルダイビングの場合は、万が一の漂流事故の際体力の消耗を防ぐために、ポケット内にスノーケルを携行する場合もある。

* ウエイト

複数のタンクを携行するテクニカルダイビングでは、タンクの負の浮力だけでも十分に潜行することができ、ウエイトは必要ない。ただしリブリーザーを使用する場合は、カウンターラングの浮力が大きいためかなりの量のウエイトが必要とされる。
執筆の途中です この項目「ダイビング器材」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。

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