遺品整理を体験しました(中古品仕入れ)

こんにちは ワガハイです。

先日、中古品仕入れの一環として、生まれて初めて遺品整理というのを体験してきました。

遺品整理といいますのは文字通り、住んでいた人が亡くなったことにより、その人が生前に使用していた家財を処分するというものです。

今回の場合は高齢のご夫婦が、奥様、ご主人の順番に亡くなられ、

その遺族から家財の処分を依頼されたものです。

自由に持って帰ってくれてもいいし、残ったモノはゴミとして処分してね、ということです。

世の中には遺品整理を業とする方がいらっしゃいまして、

中古市場で販売出来るものとゴミとして処分(一般廃棄物)するものとに分別し

残された不動産を空っぽにするという作業を行います。

今回、私は遺族がめぼしい家財を持って帰ったあとの段階で残された遺品を見に参りました。

※ちなみに私は古物商の許可を持っております。

その家の住人は、病院で手術を受けるために何泊か分の着替えをボストンバッグに詰めて入院し、そのまま帰らぬ人となりました。

ですから、ご本人は「またこの家に戻ってくる」というつもりで出かけましたので

後日、私の様な見も知らぬ人間が家の中を物色されるとは思ってもみなかったことでしょう。

手を合わせてから作業に取りかかりました。

さて、どんなものが残されていたと思いますか?

金目のものは全くと言っていいほど残っておりませんでした。

いいえ、もともと持っていなかったのでしょう。

たとえば、あなたの家の中を見回してみてください。

最近購入した電化製品以外で、お金になりそうなものなんてありますか?

住んでいたのはおじいさんとおばあさんです。

おばあさんが何年か前に亡くなられたのですが、おじいさんはおばあさんの遺品を何も捨てなかったのでしょう。老夫婦2人分の衣類がぞっさりと残されていました。

何十年も着古した老人向けの衣類は古着屋さんでは売れません。

「布」として廃品回収に出せる程度です。

電化製品も数十年使われたと思われる者ばかりでした。

エアコンはおそらく20年。ブルーレイディスクレコーダーはなく、VHSのビデオテープデッキでした。

パナソニック製品はなく、ナショナル製品。

食器類は黄ばんでいて、鍋や包丁はすり減っています。

ソファーや椅子などの家具も角が削れてクッションは飛び出しています。

金目のものが無くても私は全く残念には感じませんでした。

「ああ、ここに人生があったんだなあ」と

私はとても寂しい気持ちになりました。

おばあさんの遺品を捨てられなかったおじいさんの愛情や

亡くなられた方のプライバシーに踏み込んでしまったことの後ろめたさを感じてしまいました。

本棚の中にはアルバムがたくさんありましたが、さすがに見る気にはなれませんでした。

イスにちょこんと座らされたクマのぬいぐるみがとても寂しそうに見えました。

結局、うちひしがれた私は手ぶらで帰ることになりました。

もちろん、手間と時間をかければお金に換えられるものはいくらでもありました。

例えば書籍。

高齢者が購入する書籍は健康に関するものが多く、中古市場で値が付くものです。

Amazonやメルカリで販売すればお金になります。

食器類もウエッジウッドやノリタケなど「オールド陶磁器」として売ればマニアが買うかも知れません。

包丁や鍋類も、モノは良いモノですからキレイに手入れして、上手に写真を撮れば売れるでしょう。

布団や毛布だって簡易宿泊所に売れるかもしれません。

壁時計や置き時計、体重計、血圧計も売れないことはないでしょう。

先ほどの古い家電もリモコンは需要がありますし、本体は部品取りに使えます。

保管場所とリフレッシュの手間さえあればビジネスとして成り立つことでしょう。

ただし、遺品整理にはタイムリミットがあります。

不動産をいつまでもほおって置くわけにはいきませんので

「〇月〇日までに空っぽにしてね」という期限があるのです。

通常は一週間程度です。

ですから遺品をじっくりと選別したり、キレイに仕上げたり、出品したりする時間はありません。

扱うのでしたら、一軒の家財がまるまるすっぽりと入るような倉庫か家を借りて、

引越のように家財を移動して

その上でじっくりとお金に換えていく作業が必要です。

倉庫と引越費用が必要なのです。売れなかった商品の処分費用は自腹になります。

「分ければ資源。混ぜればゴミ」という、環境局の標語そのものです。

私自身はもう二度と遺品整理に参加しないと思いますが、案件はいくらでも回ってきます。

もし、あなたが興味をお持ちでしたらお話しを回しますので

兵庫県神戸市あたりまで来れそうな方は気軽にお声かけください。

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